ピーナツバターのサンドイッチが食べたくなってパンと
ピーナツバターとビールを買って帰ってきた
たまにこういうのは美味しい、死ぬ前にもこれを食べて死にたいとか思う
1日の始まりが昔とずいぶん変わった
前は朝起きて、早くても５時からとかだったのに
今では日付が変わった0:00を1日の始まりって捉えたりするようになった
それでいて0:00を前日として語ることも多く
時間を自分の都合で伸縮させたり前後に動かしてみたりする
９月は割と小説を読んでたと思う
ミステリーかSFかあるいはSFミステリーか、
ハードボイルド、ホラー、ポストアポカリプス、プレアポカリプス
そんなんばっか十数冊ほど、仕事してない時はだいたい本読んでた
（あとエイリアン１〜４も観た）
本から顔を上げて現実を見ると全員もれなく気狂いに見える
昼過ぎに起きてホームセンターで仕事に使うこまごましたものとねこのご飯を買って
スーパーで鶏肉と人参を買った
その道すがら昔作ったマリーゴールドって曲が頭の中で鳴って
帰ったらギター弾きながら歌えるかやってみようって考えた
半月くらいギター触ってないし、声もほとんど出してなかった
何度か歌詞を確かめてレコーダーに録音した
マリーゴールド（弾語） by doi motoomi | Free Listening on SoundCloud
ひどい演奏だ、けどいい曲だと思う
鶏と人参と玉ねぎの甘酢煮込みを作る
二口ほど食べて気がおかしくなりそうなまで、なんでもない日々に追い詰められてる気がして
読みさしの文庫本と小銭をポケットに入れて外に出た
20分ほど歩いてスーパーで缶ビール2本買って帰り道の公園でビール飲みながら読みさしの小説
最後まで読んだ
ジェニファーイーガン「ならずものがやってくる」
夜の寒さのせいかビールのせいか読み終わってブルブル震えた
それまで気が狂いそうだったのに、救われた気がした
絶叫しそうになって、あとがき読んでると小枝が頭に落ちてきてふと我に返って
周りを見渡したら誰もいなかった
路地からひとり項垂れた男が歩いてきて30メートルほど先を通り過ぎていくのを目で追った
なんとなくルックスが音楽やってる奴っぽかった
でも楽器も鞄も何も持ってない
あいつ俺なんじゃないかってなんでかそう思ってそいつが歩いていく通りまで出て背中が小さくなっていくのを見送った
さっきまでの自分が消えていく、手首を歯で噛み切る映像が頭ん中でループしてた自分が消えていく
そのあと空き缶を捨てて別の公園で立ち小便して家に帰った
2015/5/16(sat) ＠六本木新世界音楽実験室（港区西麻布1-8-4三保谷硝子B1）
HOWANIMALMOVE presents「宇宙旅行×新世界vol.1」 | 音楽実験室 新世界
HOWANIMALMOVE presents「宇宙旅行×新世界vol.1」
土井玄臣、白波多カミン、その他の短編ズ
open 18:30 / start 19:00
adv 2,300 / door 2,800（1d別）
チケット予約:各アーティスト及びinfo@howanimamove.com
なんとなく酒をやめた
生活はなんら変わんないけど、なんというかしょうもない失敗のリスクは減った
そういうのに煩わされることがない
ほんと眠れないとき缶ビール１本とかたまに呑むけど
こないだ夜勤終わりで眠いけど、どっか行きたいなと思って熊野に行ってみた
それ関係の本は４,５冊読んでたけど行ったことなかった
念願のって感じ
早朝に家出て夕方には戻るつもりだったけど
和歌山の最南端（よりちょっと東寄り）まで行ったところで帰りの電車がなくなって
一泊して帰ってきた
新宮で中上健次の墓があるって知って見に行ったけど全然違う墓見て帰ってきてたことさっき何気に調べたらわかって
それがいまちょっとショック
熊野古道（中辺路）
大斎原から出たとこ
この辺で迷子って気付いた（ときに撮った写真）
神倉神社に向かう途中の石段（めっちゃこわかった）
ずっと山の中にいて海が見えたとき言い様のない気分だった
２月の頭くらいに買った革靴けっこう気に入っててそんな高いもんじゃないけど
大切に履きたいなと思ってお手入れグッズを買ってきた
んで週に１回くらいはクリームを塗って磨くようにしてる
あの作業割と好き
あまりにも趣味がないので88鍵盤のデジタルピアノを買った
最近無駄使いばっかしてる気がする
毎日ちょこちょこ弾くようにしてる、全然うまくならないけど
凸&凹ってとこの靴
夜の作業が急遽変更になり、ここ１週間ほど朝から働いてる
夜に仕事を終えて帰ってくると時間の使い方が分からない
少し仮眠を取って風呂に入り、んで１、２時間の散歩に出る
途中でコンビニかスーパーに寄って缶ビールを買いのみながらまた歩く
空きっ腹にアルコールを流していくと、歩いてる自分から一つ離れた状態で自分を見てるような気がする
実際は地面か、そこらに生えてる雑草やら花、樹木やら壁にできたクラック、
空と雲と電線とそれに絡み共存するように伸びる木の枝と
マンションの窓の明かりと無人のビルの抜け殻のような窓から見える奥のぽっかりとした空間を眺めながら、ようは頭がボヤンとしてるだけだけど
自堕落な惨めな自分に陶酔してる部分もある
惨めさにここから抜け出したいと悶絶しながらも、そこにある種の快楽性があって
意識の上では否定しながらも心地いい痛みを感じる
そういやドストエフスキーの罪と罰にそんな場面あったな
ようやっと作りたいと思えるメロディができて形にしなきゃなーと
干からびてた指先がなにか生暖かい液体に触れたような気分だ
